声がかすれる、出しづらい際の鍼灸治療
声がかすれる、出しづらいという症状は、風邪や声帯、甲状腺の病気が疑われます。
しかし、病院へ行ってもそういった異常が見つからない場合もあります。
その場合は、ストレスが原因になっているかもしれません。
ストレスで発声に関わる筋肉や声帯の動きが悪くなると、声がかすれる、出しづらいといった症状が出ることがあります。
また、発声には喉の筋肉だけでなく首の筋肉も関わっています。
その中でも、胸鎖乳突筋という筋肉は発声に直接関与しているわけではありませんが、
胸鎖乳突筋が硬くなると発声に関わる筋肉や神経に影響があるので、声の不調を改善するには大事なポイントです。
胸鎖乳突筋は耳の後ろから鎖骨の端(体の正中線側)の方へついている筋肉で、横を向くとスジになって見えて分かりやすいと思います。
鍼治療では、首の筋肉のコリや喉のツボに鍼をうっていきます。
写真では、天突(てんとつ)というツボに鍼をしています。
左右の鎖骨の真ん中の凹みがツボの場所なので、声や喉に不調を感じる方はツボ押ししてみてください!
首の筋肉はデスクワークやストレス、食いしばりなどでも硬くなってしまうので、日ごろからこまめにマッサージなどをしておくのがオススメです。
この記事を書いた人
美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)
中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。
健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。
鍼灸や美容に関するブログを書いています。