手術後の顎の痺れに対する鍼灸治療
美容整形や歯列矯正のために、顎や頬の骨を削るなどの手術をおこなった際、後遺症として麻痺が残ることがあります。
手術の際にお顔の神経に傷がついたり、骨や筋肉が神経を過度に圧迫していることが原因になっている可能性があります。
ほとんどの場合は数か月かけて治っていきますが、軽い麻痺が残ってしまう方もいるようです。
神経の損傷は回復に時間がかかるので、手術を受けた病院や担当医師と相談しながら様子を見ていくしかありません。
しかし、鍼治療をすることで、神経の回復を早めることができます。
実際に当院には、骨切り後の麻痺や、親知らず抜歯後の麻痺などを含め、整形後の後遺症で治療を希望される方が多くいらっしゃいます。
(ボトックスの入れすぎによる違和感や、糸リフト後の違和感などの方もいらっしゃいます)
鍼は主に、麻痺を感じている部分におこないます。
よく使うツボは、承漿(しょうしょう)、夾承漿(きょうしょうしょう)、地倉(ちそう)です。
他にも、痺れを感じる部位や違和感がある部位があれば、そちらにも鍼をうっていきます。
しかし、鍼灸治療にも継続が必要です。
症状の程度や、ご自身がどのくらい気になるかにもよりますが、週に1回~10日に1回くらいがオススメです。
鍼をしたあとは調子が良い、という方が多くいらっしゃいます(^^♪
術後のそういった症状は基本的には時間の経過とともにおさまっていくのですが、それを少しでも早めたい、という方は鍼灸治療を試してみてもいいかもしれません(*^^*)
この記事を書いた人
美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)
中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。
健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。
鍼灸や美容に関するブログを書いています。