マスクによる顔のコリ・痛みに効果的ツボ
花粉症の時期、マスクが欠かせないという方は多いです。
また、最近では新型コロナウイルス感染対策として、ほとんどの方がマスクを着用して過ごしています。
マスクをすることで肌との摩擦や蒸れなどにより肌荒れしてしまったという声が多いですが、なかには「顔が痛い・顔がこる・筋肉痛」という方もいらっしゃいます。
マスクで顔が痛くなる原因
マスクを付けたとき、ほんの少しですが頬に圧が加わります。
そしてこの圧が強ければ強いほど、押される力に対抗して無意識のうちに顎や頬の筋肉に力が入っていることがあり、知らず知らずのうちに顔の筋肉が疲れてしまい、筋肉痛になります。
これが長期間続くことで頬の筋肉が硬くこってしまい、顔の痛みを感じるようになります。
たるみの原因にも!?
顔にはたくさん筋肉がついており、肩こりや首こりと同じように顔の筋肉もこります。
マスクがあたってコリや痛みが起こる筋肉は頬骨についている口唇挙筋、小頬骨筋、大頬骨筋です。
そしてこれらの筋肉は、頬のたるみや口元のたるみ、ほうれい線に関わっています。
マスクを外して鏡を見てみたら、ほうれい線が深くなってた!とおっしゃる方が多いですが、それは頬の筋肉がマスクによって凝り固まってしまうことと、マスクで表情が見えないので気が緩んでしまうことが原因です。
マスク頭痛
マスクを長時間つけていると耳の後ろが痛くなることがありますが、同じようにマスクの紐による圧で耳の周りの筋肉にも負担がかかっていて、頭痛が起こることがあります。
また、呼吸をしているとマスクの中は自分が吐いた息がこもり、再びそれを吸うことになります。
吐いた息は二酸化炭素が多く、マスクを長時間つけっぱなしにすることで酸欠状態になっていき頭痛が起こります。
マスクによる顔コリには美容鍼
お顔に鍼をうっていく美容鍼は、頬の筋肉にアプローチすることができます。
鍼をすると血流が良くなり、筋肉の疲れが取れたり痛みが和らいだりします。
特に「リフトアップパルス美容鍼」ではこれらの筋肉まで鍼を刺入し電気刺激を与えますので、こり固まった筋肉や衰えた筋肉に柔軟性を取り戻します。
筋肉を動かすぶん、たるみにも効果的です!
顔コリに効くツボ
・顴髎(けんりょう)
目尻のラインと鼻のラインが交わるところです。
ちょうど頬骨の下縁あたりで頬の筋肉がありますので、表情筋のコリに効果的です。
他にも、口角のたるみやほうれい線にも効果が期待できます。
・下関(げかん)
耳の穴の前あたりの凹んだ場所で、口を開くと盛り上がる場所です。
顎関節症などにも効果のあるツボです。
・大迎(だいげい)
顎のラインで、エラから少し口元の方にあります。
少し凹んでいて、指で触ると微かに拍動が感じられる場所です。
お顔のむくみやフェイスラインのたるみなどに効果が期待できます。
・頬車(きょうしゃ)
エラから1cmほど頬へ入ったところで、歯を食いしばると筋肉が硬く盛り上がる場所です。
歯ぎしりや歯を食いしばる癖のある方は力を入れなくても硬くなっていることが多く、ここの筋肉が硬くコリ固まってしまうと、顔が大きくみえてしまいます。
また、側頭部とも繋がりがあるので頭痛の原因にもなってしまうんです。
お顔のむくみ、フェイスラインのたるみなどに効果的です。
まとめ
マスクで顔が痛くなる(筋肉痛)という方は、マスクのサイズが小さかったり、頬への密着度の高いマスクであることが多いです。
使用するマスクの種類を変えてみてください(*^^*)
また、外せそうなときは外しておくことで負担が軽減しますので、顔の痛みや頭痛の予防になります。
顔のコリには鍼が効果的です。
美容鍼で頬に刺激を与えることで硬くなった筋肉をほぐし、痛みを緩和します。
特に「リフトアップパルス美容鍼(電気美容鍼)」は頬の筋肉まで鍼をいれて電気を流しますので、通常の美容鍼よりもダイレクトな刺激でオススメです!
ご自身で揉みほぐす場合は肌との摩擦を極力減らすため、クリームやオイルなどを使い、優しくおこなってください(*^^*)
この記事を書いた人
美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)
中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。
健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。
鍼灸や美容に関するブログを書いています。