体や肌の老化が進む「糖化」とは?
特に女性に多いのですが、お腹いっぱいご飯を食べてもデザートを食べないと満足感がない、生理前は甘いものを我慢できないなど、心当たりのある方が多いのではないでしょうか。
最近では甘党な男性も増えていますね。
お菓子やケーキなど甘いものをたくさん食べると、体重が増えてしまうことや肌荒れしてしまうことが気になるかと思いますが、体への影響はそれだけではないんです(>_<)
糖化とは?
食事やデザートなどで摂取した余分な糖分や脂質などが、体のなかのタンパク質と結合してしまう現象です。
例えばホットケーキを焼いていると表面が茶色くなっていきますが、これもホットケーキの生地に含まれる砂糖と、卵などのタンパク質が結合して糖化しているんです。
なので体内で起こっている糖化は、「体の焦げ」と言われています。
糖化は、体の細胞を衰えさせたり、血管を硬くしてしまいます。
これはお顔だけでなく体中に起こることです。
分かりやすいところで言うと、二の腕や太ももなど、ハリがなくなってたるんたるんになってきますよね(>_<)
もちろん筋力や年齢的な理由もありますが、糖化も関係しています。
お顔で言うと、肌の弾力が失われハリのなくなった肌はたるみ、ほうれい線を引き起こしたり、血管が硬くなることで血流が悪くなったりと、美容面での影響も大きいんです(>_<)
糖化しにくい食事
GI値という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、GI値が高いものほど血糖値は急上昇します。
ダイエット法の1つに「食べる順番」を意識する方法があり、野菜から食べ始めるなど実践している方もいらっしゃるかと思います。
野菜やお肉、お魚、きのこ類はGI値が低いです。
炭水化物の中だと、白米やおもちより、そばや玄米、パスタは低めになります。
食生活を意識して糖化をできるだけ抑えることで、結果的に体の老化を遅らせることができ、体も顔もハリがある若々しい肌を保ちやすくなります(*^^*)
美容鍼やエステ、美容整形さえしていれば安心というわけではないので、食事から意識することが周りの同年代の人との差を広げます!!
美容鍼で防げること
美容鍼をすると糖化が防げるわけではありません。
ただ、血流を促進して老廃物の排出を促したり、細胞の生まれ変わりを促進して肌にハリがでてくる、などといった効果があります。
甘いものを食べすぎて肌荒れしたから、ニキビができたから、と言って美容鍼を受けに来られる方もいらっしゃいます。
たしかに美容鍼をするとニキビの治りが早くなりますが、懲りずに甘いものを食べ続けていると体の老化スピードがどんどん速まります(>_<)
体、肌、細胞の老化が進めば進むほど美容鍼の効果も出ずらくなったり持続もしづらくなっていきますので、せっかく美容鍼をされるのであれば、生活習慣から見直すことで美容鍼の効果を感じやすくなるかと思います(*^^*)
当院に美容鍼を受けに来られている方は、10代~70代と幅広いですが、30代以降の方は「もっと早く美容鍼を始めておけばよかった」とおっしゃる方が多いです。
年齢とともに体や肌が衰えていくのは仕方のないことですが、日々の運動と同じで、美容鍼も継続しておこなっていくことで、効果が出やすくなります。
お肌の曲がり角は25歳と言われていますので、できるだけ早くから始めておくのがオススメです✨
この記事を書いた人
美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)
中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。
健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。
鍼灸や美容に関するブログを書いています。