冬の肌トラブルと美容鍼
「冬に肌トラブルを感じるか」というアンケートでは、9割以上というほぼ全員がYesと答え、その半数は「肌の乾燥」を感じていると答えたという結果があります。
当院に美容鍼を受けに来られている方の中にも、冬は乾燥してしまいます、とおっしゃる方がとても多いです。
もくじ
冬の乾燥肌の原因
冬は夏に比べ空気が乾燥していますので、お肌の水分が外に逃げやすくなっています(>_<)
そして、寒いと血管が縮こまって血流が悪くなるので、水分が隅々まで届きにくいんです。
さらに暖房をつけることでますます乾燥してしまうという悪循環なんです(;_:)
乾燥した肌は化粧ノリも悪いですし、良い事ありません(>_<)
でも、冬の乾燥肌の原因は、空気の乾燥だけじゃないんです!
空気の乾燥だけじゃない「冬脱水」
暑い時期に比べ、寒い季節は水分を取らなくなりますよね。
夏は脱水症や熱中症に気を付けて水分をこまめに摂取して過ごす方が多いと思いますが、冬は油断して水分を摂らないことに加え、空気が乾燥しているので体内の水分が少なくなっている状態のことが多いです。
冬は不感蒸泄(ふかんじょうせつ)量が増加
体から水分が出ていく過程といえば汗や尿を思い浮かべますよね。
他にも呼吸の吐く息や、皮膚・粘膜から蒸発している水分もあり、こういった意識しないうちに水分を失っていることを「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」といいます。
特に冬場など乾燥しているときは不感蒸泄の量が増えますので、気が付いたときにはお肌や喉が乾燥していた経験があると思います。
冬の汗は夏の2倍のミネラルが含まれている
夏はよく汗をかくので汗腺が活性化していますが、冬は汗をかく機会が少なく、汗腺の機能が低下しています。
汗をかく機会が少ないぶん、冬の汗にはミネラルが多く含まれており、ベタベタした汗になります。
冬場の汗に含まれるミネラルの量は、夏場の2倍ともいわれているんです。
夏は積極的に水分補給をしますが、冬は脱水に気づきにくいので、ミネラル不足になりやすいです。
健康維持に必要なミネラルが不足することは、様々な不調の原因となります。
ミネラルと美肌の関係
わたしたち人間の体の約96%という大部分は酸素、炭素、水素、窒素の4つの元素でつくられいて、残りの約4パーセントがミネラルでつくられていると言われています。
ミネラルとは、約100種類の栄養素を総称したものですが、その中で体に必要な必須ミネラルとされているものはカルシウム、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、硫黄、塩素、クロム、セレン、モリブデン、コバルトの16種です。
これら必須ミネラルの中で美容に関わるものついてご紹介します。
「冬脱水」のサイン
・口の中が粘つく
・手や指などがかさつく
・スネやわき腹のかさつき、痒み
・ふらつく
体の水分が足りない=お顔の皮膚も乾燥しているということです。
お肌の乾燥で起こる肌トラブル
・皮脂の過剰分泌(インナードライ)
・インナードライによる吹き出物
・肌がごわつく
・化粧ノリが悪い
・肌のくすみ
・しわ
・たるみ
などなど・・・
冬の乾燥肌対策
・保湿をしっかりとおこなう
・水分をこまめに摂る
など、なによりも保湿が大事です!!
化粧水やクリームなどは当たり前ですが、パックも毎日すると違いますよ♪
ただし、化粧品では肌の表面しか潤いません。
肌の内側を潤すことができるのは、美容鍼です!!
乾燥肌には美容鍼
美容鍼は肌の内側にある、コラーゲンやヒアルロン酸を作る細胞に刺激を与えることができます。
美容鍼で肌の内側からも水分量を増やしていくことで、冬でも乾燥しにくい肌になります✨
乾燥してきたので美容鍼をしに来ました、という方も多いのですが、繰り返しおこなっていくことで内側から肌質が整っていきますので、できれば季節関係なく、定期的に受けられることをオススメします!
特に100本美容鍼がオススメで、効果は早くて施術したその直後から感じることができます(*^^*)
化粧水がいつもよりスーーっと浸透していくような感じがしたり、肌の触り心地が柔らかく、もちもちになります。
日本の平均湿度は、年々低くなっているそうです。
つまり、どんどん乾燥しているということです(>_<)
冬脱水になる前に美容鍼で予防し、乾燥しらずな肌を手に入れましょう♪
→ 美容鍼について
この記事を書いた人
美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)
中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。
健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。
鍼灸や美容に関するブログを書いています。