眼瞼痙攣と顔面痙攣に対する鍼灸
名前が似ている「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」と「顔面痙攣(がんめんけいれん)」についてご紹介したいと思います。
眼瞼痙攣
40代以降の女性に多くみられます。
主な症状としては、まぶたが閉じてしまう、目が開けづらいなど。
他にも、光がやたら眩しく感じたり、まばたきの回数が増えたりすることもあるようです。
当院に眼瞼痙攣の治療で来られている方の共通点は「目が疲れている」ことです。
特に40代以降の方は、スマホを使うようになってから・・・という方がほとんどです!
スマホやパソコンからは、「ブルーライト」という光が出ています。
ブルーライトはスマホ>パソコン>液晶テレビ>ブラウン管テレビの順で多く含まれています。
ブルーライトは目の中に侵入してきて視力が落ちる、老眼を早めるなどの影響もあります(>_<)
眼瞼痙攣は鍼灸で改善していくことも多いですが、パソコンやスマホを長時間使う生活を改めなければいけません。
また、昼間に浴びるはずの光を夜浴びることで体内時計が狂い、睡眠障害や自律神経失調症などのリスクも高まります。
いま世界では、スマホやパソコン作業を控える「デジタルデトックス」が流行っているそうです。
寝る前2時間くらいはスマホやパソコンを使わないで過ごします。そうすることで脳がリラックスし、良質な睡眠になります(^^)v
最近目が疲れてるな、まぶたが重いな、と感じる方はぜひデジタルデトックスを試してみてください(^_^)
顔面痙攣
眼瞼痙攣とは名前が似ていますが違う疾患です。
眼瞼痙攣は、まぶたが開きづらいなど、まばたきに関しての異常です。
顔面痙攣は主に顔の片側がピクピクと痙攣する疾患です。
ただ、眼瞼痙攣とも無関係ではありません。
最初は、目の疲れから起こるまぶたのピクピク(眼瞼痙攣)から始まり、次第に口元や顎、頬などへと範囲が広がります。
疲れたときや緊張状態にあるときに起こっていたのが、やがて寝ているときなど1日中起こるようになり、重症化すると、まぶた、頬、口などの痙攣が同時に、また持続的に起きて、顔が歪んだ状態が続くことがあります。
眼瞼痙攣と顔面痙攣に対する鍼灸
眼瞼痙攣や顔面痙攣でお悩みの方は、同時に肩こりでお悩みの事が多いんです。
現在、当院へ通わている方は左側の痙攣が見られ、肩こりや首こりも左側の方がひどいようでした。
鍼灸施術では、肩や首、顔面部のツボへ針をします。施術後は、スッキリした~!という方が多いです(^^)v
また、ストレスも関わってきます。
緊張状態や、ストレスを強く感じると症状がでることがあるようです。
緊張状態が続くと肩や背中の筋肉が硬くなるので、そういったところも含めて針でほぐしていくと症状が緩和します(^^)v
眼瞼痙攣や顔面痙攣でお悩みの方、ぜひ鍼灸も試してみてください♪
この記事を書いた人
美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)
中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。
健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。
鍼灸や美容に関するブログを書いています。