卵巣や子宮のトラブルに対する鍼灸とツボ | 福岡市天神の美容鍼灸院
卵巣や子宮のトラブルに対する鍼灸とツボ
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卵巣や子宮のトラブルに対する鍼灸とツボ

女性特有のお悩みといえば、婦人科疾患です。

排卵や月経がありますので、女性ホルモンのバランスの変動や、様々な不調が起こります。

そのなかでも不妊に関わる婦人科疾患の中から、よくみられる「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と「子宮筋腫」についてご紹介します。

多嚢胞性卵巣症候群

「多嚢胞性卵巣症候群」をご存知ですか?
「PCOS」または「PCO」とも呼ばれています。

通常、1ヵ月に1つの卵胞が育ち、大きくなった卵胞が破れて中から卵子が飛び出します。
これが「排卵」です。

PCOSの場合、同時にいくつもの卵胞が育ちます。それだけなら、稀に見られることなので問題はありません。

だけど、卵胞がある程度の大きさまでしか育たなかったために卵胞が破れずそのまま残ってしまうことがあり、エコー画像を見ると丸い卵胞がいくつも並んでいること(ネックレスサイン)で、多嚢胞性卵巣症候群と診断されるようです。

PCOSは排卵が起きにくい or 起きないので生理周期が長い、稀初月経、無月経になったりします。

また、卵胞の中ではエストロゲン(男性ホルモン)が作られるため体毛が濃ゆくなったり、声が低くなったりすることもあります。

そして、排卵障害のため、妊娠しづらくなってしまいます。

原因はハッキリとは分かっていないようですが、糖代謝と深く関わっているのではないかと言われています。

なので、PCOSと判断された場合は甘いものを控える、運動をするなどの生活習慣を見直すことが予防・対策方法の1つです(^_^)

子宮筋腫

子宮筋腫は、女性の2割~3割の方がもっていると言われている良性腫瘍です。

子宮は筋肉できているのですが、その筋肉の中や、外側・内側など、さまざまな場所にできます。

できる個数や場所、大きさによって症状の程度は違いますが、子宮筋腫ができると生理痛が酷くなったり、不正出血が起きたり、大きくなった子宮筋腫に膀胱が圧迫されて頻尿になる方も。

良性腫瘍なので命に関わるほどではないそうですが、放っておくとすごく大きくなったり、妊娠の妨げになったりすることもあります。

鍼灸施術

不妊 鍼灸

多嚢胞性卵巣症候群や子宮筋腫は、東洋医学的には「瘀血(おけつ)」という状態で血液循環や水分代謝が悪い状態と診ます。

瘀血とは、古くなった血が体に溜まってしまっているようなイメージです。
子宮筋腫以外に、子宮内膜症にも当てはまります。

なので、血や水分の巡りを良くするツボ婦人科疾患に効果的なツボを使って施術していきます♪
その結果、筋腫や内膜症が大きくならずにすんだり、小さくなることもあるようです✨

瘀血がたまる原因としては、体の巡りが悪いことですが、体の巡りが悪くなる原因は冷え、食生活や生活習慣の乱れ、ストレスなどがあります。

鍼灸を受けながら、ご自宅でのセルフお灸や生活習慣の改善を心がけていくと良いです。

今回は卵巣にアプローチできるツボと、子宮内膜を厚くするのに効果的なツボのご紹介です!

どちらのつぼも臀部にあります。

卵巣にアプローチできるツボ

「秩辺(ちっぺん)」というツボです!

卵巣にアプローチできるツボ

お尻の割れ目の高さで、だいたい指の幅4本分くらい外側にあります。

このツボを刺激して卵巣にアプローチすることで卵巣機能を高め卵子の質をあげたり、無排卵の場合は排卵が起きやすくしていく効果があります!

不妊症に対する鍼灸施術の目的は、体全体の調子を整えることで、自律神経に関わるツボを使います。

そしてそれにプラスして、この秩辺というツボを使って子宮や卵巣の機能を高めていきます(*^^*)

そして他にも、男性の場合は前立腺肥大にも効果的だそうです!

子宮にアプローチできるツボ

子宮内膜は、受精卵が着床するために欠かせないもので、薄いと着床しずらくなってしまいます。

鍼灸を行っていくと子宮が温かくなり、子宮内膜が厚くなっていきます。

当院の不妊症に対する鍼灸の施術では、あるツボに針をすることで子宮内膜にアプローチしていきます✨

そのツボは臀部にあり、仙骨を目安にツボを探します。

子宮の内膜を厚くするツボ

上髎(じょうりょう)次髎(じりょう)中髎(ちゅうりょう)下髎(げりょう)というツボで、仙骨孔という仙骨に空いた穴のところにあります!

仙骨はちょうど子宮と同じくらいの高さに位置し、生理痛や生理不順などの施術でも使用することがあるツボです(^^)

婦人科疾患にオススメのツボ

女性ホルモンのツボ

また、子宮筋腫は女性ホルモン(エストロゲン)の作用によって大きくなる腫瘍で、閉経して女性ホルモンの分泌が減ると小さくなります。

→ 不妊症の鍼灸

まとめ

多嚢胞性卵巣症候群や子宮筋腫などの婦人科系の疾患は、冷えや血流が悪い事が原因になっている場合が多いです。
冷えや血流の悪さはこういった疾患だけでなく、生理痛や生理不順など身近なトラブルの原因にもなります。

普段から特に足元やお腹周りを冷やさないように心掛けてください(*^^*)

セルフお灸がオススメです♪

お灸

鍼灸の施術では、血の巡りがよくなるツボや婦人科系に関わるツボに鍼やお灸を行います。

鍼灸治療で子宮筋腫や多嚢胞性卵巣症候群など疾患自体を治すことは難しいですが、症状が緩和されたりすることで、日常生活での苦痛が減ったり、妊娠しやすい体になっていきます(*^^*)

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この記事を書いた人

美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)

中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。

健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。

鍼灸や美容に関するブログを書いています。

「今、話題の美容鍼はこちら!」

「ブログ:キレイになるツボお伝えします!」


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