低気圧や梅雨による体調不良の原因
梅雨になると、様々な不調が起こりやすいです(>_<)
季節、気候によって様々な不調が起こることを「気象病」と言います。
なぜ気候の変化で体調を崩すのか
1日の中で気温差が激しい
朝晩は寒いのに日中は真夏のような暑さ、という日もありますよね。
あまりにも差が大きいと、体がついていけず体調を崩します。
気圧の変化
気圧が下がると、血管が拡張します。
例えば脳の血管が拡張すると、周りの神経を圧迫して頭痛が起こることもあります。
自律神経の乱れ
これが1番大きな原因かもしれません(>_<)
体は常に、その時の状況に合わせて自律神経(交感神経や副交感神経)が働いています。
日中は交感神経、夜は副交感神経の働きが大きくなります。
しかし梅雨は天気が悪くて、光の差し込みが少なく暗い日が多いです。
すると、お昼なのに副交感神経が活発になったりしてなんだか体がだるい…重い…と感じます。
特に女性は月経があるので、ホルモンバランスが常に変動しています。そのため、男性に比べると気象病に悩まされることが多いです。
気象病の対処法
ストレスをためない!
ストレスがたまっていると自律神経が乱れやすいので、気温や天気など、いろいろなもので体調が崩れやすくなります。
体を動かす!
ストレッチやウォーキングなど、軽く運動をすることでスッキリします(*^^*)
また、運動不足は肩こりなどを悪化させます。
首や肩、背中などの筋肉が硬くコリ固まると、自律神経が乱れやすくなります。
日の光を浴びる!
太陽の光を浴びることは、とても大切なことなんです。
曇りが多くて難しい日もあるかもしれませんが、朝起きたらカーテンを空けて部屋を明るくするだけでも良いです!
その他、お灸をしてみたり、ゆっくりお風呂につかってみたり体を温め、リラックスすると気分が楽になります。
梅雨の体調不良
特に梅雨は気圧の変化が大きいのと、湿気が多いので様々な症状が悪化してしまいます。
・むくみ
・自律神経のバランスが乱れる
・頭痛が悪化する
・腰痛・肩こり・関節痛などが悪化する。
など・・・
体の余分な水分(湿邪)
東洋医学では、体に悪いことをする湿気のことを湿邪(しつじゃ)といいます。
湿邪は体の中に入ると停滞しやすい性質があるため、水が曲がりにくい角、つまり関節などに溜まって関節痛を悪化させます。
体の余分な水分をきちんと外に出すためには、きちんと体を動かして水分を摂取することも大切です!
また、「湿」は「胃」と深く関わりあっていると考えられています。
湿が体に溜まると胃腸の働きが鈍くなり、食べ物の消化にも時間がかかるようになります。
この時期はただでさえ食べ物が痛みやすいのに、消化不良で胃のなかに長時間食べ物が残るので雑菌も繁殖しやすく、お腹の調子を崩しやすいです(>_<)
湿気の多いこの時期になると
・胃腸の調子が悪い・食欲が減った・むくみがひどい・なんとなく体がだるいというような症状を感じる場合は、体に「湿」が溜まっているかもしれません!
梅雨になると蕁麻疹がでる
普段は出ないのに、梅雨になると蕁麻疹がでる・・・ということがあります。
実は蕁麻疹の原因はたくさんありすぎて、お医者さんでもコレと断定するのは難しいこともあるそうです。
その中で「梅雨にでる蕁麻疹」の原因は“気温差”や”自律神経の乱れ”であることが考えられます。
湿度が高くジメジメと蒸し暑い場所や除湿や冷房でひんやりしている場所の温度差で蕁麻疹がでることもあれば、その気温差が元で自律神経が乱れて体調を崩し、蕁麻疹が出ることもあります。
巡りを良くするツボ
「湧泉(ゆうせん)」というツボです。足の裏にあります。
体の中の水分の巡りをよくするツボです。
ちなみに、このツボはお顔のくすみや冷え性にも効果的ですよ♪
お灸をしたり、マッサージしてみてください(*^^*)
鍼やお灸は、自律神経を整えてくれます。
特にお灸はお手軽で人気です。
当院の患者様にもご自宅でのセルフお灸を勧めることが多いですが、なんとなく、言われたからやってみようかなぁ・・・という感じで始めてみた方でも、次に来た際に「お灸するとリラックスできて気持ち良かったです!」とハマっちゃう方も多くいらっしゃいます(^^)v
まとめ
天候の変化や気圧の変化によって起こる不調、特に「梅雨」に起こる体調不良について詳しくご紹介しました。
こういった気象病は特に女性に多く、日によって体調の変化の波が大きいので、お仕事にも支障が出たりととても大変です。
日頃から鍼やお灸治療で自律神経を整えておくことで、予防・改善できます!
他の対策として、利尿作用の高い食べ物を食べる方法もあります。スイカやメロン、きゅうりなどの瓜科の食べ物や柿、アボカド、とうもろこし、きのこ類、まめ類なども利尿作用があります!
しかし、過剰摂取しすぎるとかえって体内の水分が不足してしまい、今度は体を潤すために必要以上に水分を溜め込もうとするのでやっぱりむくんでしまいます。(T_T)
適量の摂取にしてください(*^^*)
この記事を書いた人
美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)
中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。
健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。
鍼灸や美容に関するブログを書いています。