更年期障害に対する鍼灸施術
多くの女性に起こる「更年期障害」
本人にしか分からないからこそ、辛いですよね(>_<)
更年期障害の症状
・ほてり(ホットフラッシュ)
・めまい
・耳鳴り
・イライラ
・動悸
・不眠
など人それぞれ、様々な症状が起こります。
ここに挙げた以外にも、ご本人にしか分からない不調もあると思います。
例えば、私の母は顔が火照るホットフラッシュではなく、足だけが焼けるように暑くて冬でも布団から足を出していました。
ホットフラッシュ
更年期障害の症状の1つであるホットフラッシュ。
様々な症状がありますが、ホットフラッシュは代表的な症状でもあります。
胸や背中、首、顔、頭など上半身がカーッと厚くなり、汗をかきます。
ある日突然、ホットフラッシュを起こす方もいるようなので、ビックリすることもあるかもしれません。
下半身は冷えていることも多いので、冷えのぼせと同じような状態になってしまいます。
更年期障害の原因
更年期とは、閉経の前後のことをいいます。
だいたい45歳~55歳が当てはまります。
女性の体は閉経に向けて、徐々に女性ホルモンが減っていきますが、これは自然なことです。
女性ホルモンが減っていくにつれ、体調や体質が変わり、様々な不調を起こします。
これが更年期障害です。
ただ、症状が重い方や軽い方、出ない方もいらっしゃいます。
その差は、女性ホルモンの減り方です!
減り方が急激だったり、2種類ある女性ホルモンのバランスが乱れていると、更年期障害が起こりやすいのです。
若年性更年期障害
近頃、若い女性にも更年期障害がみられるようになってきたようです。
「若年性更年期障害」と言われています。
症状は同じですが原因は通常の更年期障害とは逆で、まだ年齢的に卵巣の機能は正常だけど脳が命令を出さなくなってしまい、ホルモンバランスが崩れることです。
若い女性にも更年期障害が起こるようになったのは、女性のあり方が変わったからです。
結婚や出産をしても働くことが普通になってきました。
なので昔に比べ、不規則な生活、ストレスで脳からの命令が送られなくなって、若年性更年期障害になってしまうことがあるんです。
更年期障害も若年性更年期障害も、ホルモンバランスの乱れが元です。
こまめにストレスを発散して、ゆっくり休みましょう(^^♪
更年期障害に対する鍼灸
女性ホルモンが減っていくことや閉経することは自然なことで、鍼灸でそれを止めることはできません。
でも、女性ホルモンの減り方を緩やかにすることはできます!
定期的に施術を行っていくことで女性ホルモンの減り方が緩やかになる他、ホルモンバランスも整い、更年期障害が出ない、または症状が軽くなります✨
できれば、症状が出始める前から、メンテナンスとして施術を受けておくのがオススメです(*^^*)
また、女性ホルモンに関わる大事なツボが足にあるのでご自身でセルフお灸を行っていただくこともできます✨
女性ホルモンに関するツボ
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしから、指の幅4本分あがったところです。
このツボは、婦人科疾患や生殖機能などに関わるツボです。
生理痛や生理不順、月経前症候群(PMS)なども女性ホルモンが関わっていますが、普段からこのツボにお灸をしたり足湯やカイロなどを使って冷えないようにしておくと、そういった不調の予防・改善にもなりますし、更年期にさしかかったときにも不調が起こりにくくなります(*^^*)
冷え性にも効果的なので、オススメのツボです!
更年期障害は、症状が重い方は日常生活に支障をきたすこともあると思います。
鍼灸やセルフお灸を行っていくことで体全体の調子を整えていきます(*^^*)
この記事を書いた人
美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)
中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。
健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。
鍼灸や美容に関するブログを書いています。