ランニングで臀部が痛むときに効くツボ
ランナーに起こりやすいトラブルについてです!
股関節の外側や臀部が痛むことはありませんか?
それは臀部の筋肉が硬くなり凝っていて、神経を圧迫していることが原因です。
わたしも福岡マラソンを走ったあと、臀部の痛みが残りました。
ランナーの臀部の痛み
走り方や筋肉の使い方で、人によって痛む場所は違いますが、ランナーの方はジョギングやランニング、マラソンなどの後にお尻が痛くなった経験がある方が多いと思います。
ランニングは同じ動作を長時間繰り返すため同じ筋肉ばかりが使われ、痛みが出やすくなります。
走る動作では臀部の筋肉がよく使われるので臀部に痛みが出ることが多いんです。
痛みは、重く、拳でトントン叩きたくなるよな鈍痛であることが多いです。
たくさん使われた臀部の筋肉は硬く張っていて、そのまま悪化すると神経を締め付け、足に痺れがでる「坐骨神経痛」になります。
ランニングに関わる臀部の筋肉
お尻には主に4つの筋肉があります。
・大殿筋(だいでんきん)
殿筋群の中で最も大きく、最も表層にあります。
・中殿筋(ちゅうでんきん)
大殿筋の1つ下層にあります。殿筋群の中で真ん中に位置する筋肉です。
・小殿筋(しょうでんきん)
中殿筋よりも下層にあります。
インナーマッスルと呼ばれる筋肉です。
・梨状筋(りじょうきん)
殿部筋肉の最下層にある筋肉で、小殿筋の更に下を走っています。梨状筋の下には、坐骨神経があります。
ランニングやジョギングを長く行うと、これらの筋肉が硬く張ることで、痛みが起きます。
梨状筋症候群
梨状筋が硬くなり、真下にある坐骨神経を圧迫することで、坐骨神経痛(お尻、太もも裏、ふくらはぎ、足裏などに痛みやしびれ)症状がでることを「梨状筋症候群」といいます。
臀部の筋肉をゆるめるツボ
この痛みを改善するツボをご紹介します(*^^*)
ランナーの方や、この辺りが痛む方は分かりやすいかと思いますが、拳でトントン叩きたくなる場所です(^^)
最初は、お尻が痛いな・・・くらいだと思います。しかしそれを放っておくと、だんだん痛みが増して範囲も広がり、太ももや足先まで痛みや痺れが起こることがあります。
いわゆる、「坐骨神経痛」や「梨状筋症候群」です!
坐骨神経痛が悪化すると、走るのはもちろん、歩くのも辛くなってしまいます(>_<)
鍼灸治療では、臀部の筋肉の、硬くなっているところへ針を刺します。
セルフケア
セルフケアとしては、あまり冷やさないこと。
冷やすと、筋肉は収縮しますので、さらに硬くなってしまいます。
手軽にできるマッサージとしてテニスボールやゴルフボールを使う方法があります(^^)
お尻の下にボールを置き、その上に座って筋肉がこっているところを刺激します♪
テレビを見ながらでもできます(^^)v
ランナーの方も、そうでない方も、ぜひ参考にしてみてください。
それでも、お尻の深部のコリが取れない場合はやっぱり鍼が効きます!
詳しくは
→ 坐骨神経痛に効く鍼灸治療
→ お尻の痛みに効く鍼灸治療
→ お尻の痛みに効くツボ
この記事を書いた人
美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)
中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。
健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。
鍼灸や美容に関するブログを書いています。