パニック障害の鍼灸と動悸に効果的なツボ
現代人がなりやすい病気として「うつ病」「自律神経失調症」「パニック障害」があります。
今回は「パニック障害」についてご紹介します。
パニック障害とは?
パニック障害には、3つの症状があります。
①パニック発作
突然の動悸、息切れ、息苦しさ、めまい、発汗など。
②予期不安
また発作が出たらどうしよう・・・という強い不安感。
③広場恐怖
初めて発作が起こった場所や、電車、大勢の人がいる場所など
発作を起こしたらたくさんの人に見られて恥ずかしい、すぐに逃げ出せない場所などは予期不安が強く、そういった場所に行くことを避けてしまう。
パニック障害の原因
パニック障害の原因は、ストレスやプレッシャー、睡眠不足、不規則な生活などによる自律神経の乱れです。
ストレスの感受性には個人差がありますが、パニック障害になる人とならない人の違いは免疫力の高さです。
免疫力は病気に対抗する力ですが、ストレスなどに対抗する力、回復の力でもあります。
また、パニック障害の方は身体が冷えていたり、疲れがあったり首や肩、背中の筋肉が緊張状態にあります。
動悸(どうき)とは?
パニック障害の症状の1つ「動悸」についてご紹介します。
心臓に病気がないのに、自分で感じられるくらい強くドクンドクンと胸が拍動することです。
恋をして胸がドキドキするのとは違います。
不安感などが原因で引き起こされますが、動悸がすることで更に不安感が増してしまいます。
パニック障害の方や自律神経の乱れがある方であれば、人ごみにいるとき、乗り物に乗っているときなど、苦手な場所や症状が出るかもと不安に感じる場所にいるときに起こりやすいです。
動悸に効果的なツボ
動悸に効果が期待できるツボをご紹介します(*^^*)
内関(ないかん)というツボです!
腕の内側、手首の横じわから、指幅3本分くらい肘の方に上がったところです。
ここを、親指で指圧しましょう(^^)v
以前、ニキビや吐き気に効果的なツボとしてもご紹介しました!(*^^*)
動悸がしてきたら、内関を押してみて下さい♪
心臓のバクバクを落ち着けるイメージで、ゆっくりと、一定のリズムでやるのがオススメです!
内関は動悸、吐き気、ニキビの他、イライラ、胃・胸の不快感、自律神経のケアなどにも効果があります✨
当院の鍼灸施術のなかでも使っているツボです(*^^*)
パニック障害は、「また症状がでたらどうしよう」という強い不安感からの悪循環で、どんどん悪化していきます。
「もし動悸がしてきても、このツボを知ってるから大丈夫(^^)v」と思っていただけるといいなと思います(*^^*)
パニック障害に対する鍼灸
当院の鍼灸施術では、自律神経の乱れを整えるような施術をおこないます。
自律神経が乱れている方は首や肩、背中がガチガチに硬くなっている方も多く、そういった筋肉のコリをほぐしていくと、体の不調が減ってくることも多いです。
他には手足のツボも使います。
自律神経を整えたり血の巡りを良くしたり、免疫力を上げるのに効果的なツボがあります。
また、自宅でできるセルフケアとして、お灸もオススメしております!
先ほどご紹介した内関というツボも良いですし、首肩や背中などこりかたまっているところにもオススメです(*^^*)
この記事を書いた人
美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)
中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。
健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。
鍼灸や美容に関するブログを書いています。