四十肩・五十肩に効果的な体操とツボ
四十肩・五十肩は放っておいても治りますが、2~3年かかってしまいます。
鍼灸施術で症状を緩和したり治るのを早めたりすることができますが、セルフケアも大切になってきます。
そこで今回は、自宅にあるもので出来る!簡単な体操をご紹介します(^^♪
四十肩(五十肩)とは?
肩関節周囲炎という、文字通り肩関節の炎症が起き、激しい痛みが走る状態のことです。
症状としては
・髪を結んだりエプロンの紐を結ぶなど、腕を後ろに回すのがツライ。
・寝ているときに痛くて目が覚める・・・
・寝返りをうつのもつらい・・・
一般的に四十肩(五十肩)は、痛い時期を超えれば少しずつ動かせるようになり、放っておいても1~2年間くらいで治ります。
アイロン体操(コッドマン体操)
やり方
①水の入った500mlのペットボトルを用意します。
②骨盤くらいの高さのテーブルや椅子の背もたれなどに痛くない方の肘をつき、前傾姿勢になります。
③痛い方の手は力を抜き、下にだらーんと降ろします。
④降ろしている方の手でペッとボトルを持ちます。
⑤あとは、アイロンを掛けるように肩を前後・左右に振り子のように動かしたり、
右回し・左回しにくるくるしたり、とにかく肩の筋肉を使うだけです!
ペットボトルの代わりに、アイロンや洗剤、ダンベルなどでも大丈夫です!ただし、重すぎないものにしましょう。(1キロ程度)
この体操は、四十肩・五十肩といえばコレ!というくらい定番で、整形外科のリハビリなどでも使われています。
二十代でも四十肩になる
四十肩(五十肩)といえば、四十代以降に起こるものだと思いますよね。
実は、二十代でも起こるんです(゜o゜)
どういう人がなりやすいかというと、デスクワークなど同じ姿勢が長時間続くお仕事をされている方や、普段からあまり体を動かさない方です!
スポーツ選手のように「使いすぎて痛む」とは反対に、あまり使わないことが原因でなので、利き手とは逆の肩が痛むことが多いようです。
四十肩(五十肩)に対する鍼灸
放っておいても1~2年かけて治っていきますが、治るのを待っていられないくらい痛いですし、日常生活にも支障をきたしますよね。
鍼灸では、痛む部位に鍼をいれていきます。
そうすることで硬くなっている筋肉をゆるめて少しでも日常生活を送りやすくしたり、回復を早めることに効果が期待できます!
効果的なツボ
ご自身で使える、少し腕が上がりやすくなるツボをご紹介します。
陽陵泉(ようりょうせん)
膝の外側にある出っ張った骨の斜め下です。
帯脈(たいみゃく)
体の側面。おへその高さです。
このツボを押すと腕があがりやすくなります(^^♪
四十肩(五十肩)でお悩みの方は、ぜひ試してみてください(^_^)
まとめ
四十肩・五十肩は、なる前の予防と、なった際にどのように過ごすかが大切です!
激痛で動かせないときは無理にやる必要はありませんが、少し動かせるようになったときに動かしておくのと動かしておかないのでは治る早さに差がでます!(゜o゜)
ひどく痛む時期は日常生活に支障をきたしますよね(;_:)少しでも早く治せるように、上記でご紹介したアイロン体操をしてみてください!
肩を動かさなさすぎること(運動不足、デスクワークなど)が、四十肩(五十肩)の原因と考えられます。
なのでまだなっていない方は、今後ならないように予防として運動やストレッチをしたり、アイロン体操を行ってみてください!
四十肩・五十肩の鍼灸治療について→箱嶌医針堂の四十肩・五十肩に対する鍼灸
この記事を書いた人
美容鍼灸師 太田里穂(おおたりほ)
中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。
健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。
鍼灸や美容に関するブログを書いています。