シェーグレン症候群の鍼灸
シェーグレン症候群とは
シェーグレン症候群は涙や唾液を作り出す組織に炎症がおき、涙や唾液の分泌が低下によってドライアイやドライマウスなどの乾燥症状、また関節痛や倦怠感などを引き起こします。
シャーグレン症候群は圧倒的に女性が多く、30歳頃から発症し、ピークは50歳台と言われています。
シェーグレン症候群は膠原病(こうげんびょう)の1つで、関節リウマチの次に多い病気です。
膠原病とは皮膚、関節、血管などが炎症を起こす免疫系の病気の総称です。
シェーグレン症候群の原因と主な症状
シェーグレン症候群は、「自己免疫疾患」ひとつであることがわかっています。免疫異常で、自分自身の正常な組織を攻撃してしまう病気です。
遺伝的要因、ウイルス感染など外的要因、女性の場合は女性ホルモン(エストロゲン)の低下などの要因が重なり合って、免疫異常がおこり発症すると考えられています。
涙や唾液が出にくくなる
シェーグレン症候群は、異常な免疫システムが自分自身の唾液腺と涙腺を攻撃してしまいます。その結果、唾液腺と涙腺に慢性的な炎症がおこり、機能が低下し唾液や涙が出にくくなります。
シェーグレン症候群の鍼灸施術
シェーグレン症候群の主な症状であるドライアイやドライマウスに対する施術を行います。
また、シェーグレン症候群の方は慢性的な疲労感や頭痛などの症状がある方も多いため、体調を整えていく施術も行っていきます。
シェーグレン症候群の鍼灸施術では対症療法が中心になりますが、その他免疫の働きや自律神経を整える効果が期待できます。
鍼灸は病院での治療と併用していただくことで、ドライアイやドライマウスを緩和し、疲労感、頭痛などの症状を軽減させて、日常生活を過ごしやすくできるようにしていきます。
また、自宅にてセルフお灸をしていただくことをおススメしています。お灸をすることで、体調を整える果が期待できます。
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