身体の調子と妊娠力
特に病気が見つからない限り、偏食、睡眠不足やストレスが溜まっているなと感じても、「自分の身体は健康」だと思ってしまいませんか?
東洋医学(鍼灸)では、体質や身体の調子を重視しています。
例えば、「なんとなく身体がだるい」、「肩がこる」、「イライラする」、「気分が落ち込む」など病気ではなくても日常よく感じる身体の不調をとても重要視しています。
「妊娠力」は身体の内部から湧き出る元気がないとアップしません。
ちょっとした身体の不調を見逃さず、身体の中から整えていくことが、「妊娠力」につながっていきます。
特に、女性の身体のバランスが整っているかどうかを東洋医学(鍼灸)的に判断する場合には、生理と基礎体温の状態はとても大きな目安になってきます。
とりえあえず「生理はあります」では、身体の中が整っているか分かりません。生理が周期的に来ていても、「無排卵月経」という場合だってありえます。
例えば、経血量や経血の色にも子宮や卵巣、身体全体の血行の状態が分かります。
また、基礎体温を見ることで排卵の状況が分かるだけではなく、東洋医学的には女性ホルモンを指揮している「腎」の働きをチェックすることができます。
女性の身体・妊娠力を知るためには、日頃から身体のちょっとした不調や生理、基礎体温の状態をチェックしておくことが大事です。
鍼灸治療ではその方の持っている体質やその日に感じた不調な部分を整えていくことができます。
その積み重ねをすることで、「妊娠力」の高い身体にしていくことができます。