突発性難聴に効くツボ
突発性難聴とは?
突発性難聴は、突然、片耳が聞こえなくなる病気です。
「朝、起きたら急に片耳が聞こえてない」という感じで気づきます。
また、聴力低下の前兆や随伴症状として、耳鳴り、耳閉感、めまい、吐き気などの症状がでることもあります。
「数日前から、耳がつまった様な感じがしていた」
「キーン、ボーなどの耳鳴りがしていた」
「グルグル回転する様なめまいと吐き気がしていた」
などです。
突発性難聴の治療は時間との勝負なので、とにかくまずは耳鼻科での適切な診断と治療が大事です。突発性難聴は発症してから治療の開始が遅くれると、聴力の回復が難しくなり、後遺症が残りやすくなるためです。
ただ、すぐに耳鼻科での治療を受けたとしても、聴力の回復が思わしくなかったり、耳鳴り、耳閉感などが改善しない場合もあります。
そういう方が、ほかに何か「突発性難聴」に有効な治療法はないかということで、鍼灸治療にたどり着きます。
鍼灸治療で聴力回復
鍼灸治療でも突発性難聴はなかなか難しい病気の1つです。
しかし、病院での治療でなかなか聴力の改善が難しい場合でも、鍼灸治療で回復することはあります。
突発性難聴は内耳の血流障害やウイルスによる感染が原因とされていますが、鍼灸治療では耳周りの首や肩のコリや自律神経の乱れも関係していると考えています。
そのため、耳周りや首肩のコリの改善、自律神経を整えるツボを中心に鍼灸治療をします。
そうすると、聴力が回復することがあります。
鍼灸治療もできるだけ早期に治療を開始する方が、回復する可能性が高くなります。
そのため、耳鼻科との治療と併用しながら鍼灸治療を受けられことをおススメします。
突発性難聴に効くツボ
突発性難聴の鍼灸治療では、首や肩などのツボを中心に鍼灸治療を行いますが、その中で聴力回復の代表的なツボを紹介します。
【翳風(えいふう)】
耳のつけ根の後ろ、口を開けるとくぼんでいるところ。
突発性難聴治療では、翳風など耳周りにあるツボに鍼灸治療をすることで、聴力回復を行っていきます。
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この記事を書いた人
医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)
東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神にて「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。福岡県内をはじめ、九州各県から多くの患者が来院。
肩こり、腰痛など日常的な症状から慢性的な神経痛、自律神経失調症、突発性難聴などの鍼灸治療を行っている。
「突発性難聴はできるだけ早く鍼灸治療を行えば、改善する可能性もあるので、早めに鍼灸治療を受けてみてください」
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