足底筋膜炎の鍼灸治療
足底筋膜炎とは
「朝起きての第一歩目が辛い・・・」
「長く歩くと足の裏が痛い・・・」
「すぐに治ると思っていたのに、数か月続いている」
足底筋膜炎(足底腱膜炎)によくある悩みです。
足にはいくつかの骨で構成されていて、足の中央(土踏まず辺り)がアーチ状になっていることで、歩いたり、立ったり、ジャンプした時の衝撃を吸収しています。
このアーチの部分には足底筋膜があり、カカトから足の指の付け根にかけて広がっています。
足底筋膜は地面からの衝撃を和らげるクッションの役割をしていますが、この筋肉に負担がかかりすぎて、硬くなって縮んでしまうと、足底筋が付着しているカカトに炎症がおきてしまい、足底筋膜炎が発症します。
足底筋膜炎の症状
足底筋膜炎の主な症状は足のカカトから足先にかけての痛みです。
そして、足底筋膜炎にはこのような特徴があります。
・起床時、最初の数歩がとても痛い
・デスクワークなど座った状態から立ち上がった時が痛い
・歩いてたり、走ったりすると痛くなってくる
・歩行時、足が地面から離れる時、着地する時に痛い
・立った状態が続くと痛くなる
・足の裏、(特にカカトあたり)を押さえてみると、とても痛いところがある
足底筋膜炎の鍼灸治療
足底筋膜炎は足底筋が硬くなったり、足底筋膜に炎症が起きたことが原因ですが、ふくらはぎや腰などもに足底の筋肉に関係していきます。
そのため、腰やふくらはぎの筋肉のコリを取ること、そして足裏の痛い部分の炎症などを取る鍼灸治療を行う必要があります。
また、自宅にてお灸をしていただくと効果的です。
足底筋膜炎は治るのに時間のかかることが多いです。
そのため、じっくりと治療に取り組む必要があります。
この記事を書いた人
医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)
東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神にて「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。福岡県内をはじめ、九州各県から多くの患者が来院。
肩こり、腰痛など日常的な症状から慢性的な神経痛、自律神経失調症、難病などの鍼灸治療を行っている。
「足底筋膜炎は鍼灸治療で改善する可能性があるので、ぜひご相談ください」
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