目の奥の痛みと首コリ(後頭下筋群)の関係
「目の奥が痛い・・・」
「目をえぐり出したい」
当院の患者さんでこのように訴える方がいます。
目の奥が痛くなる病気はいくつかあります。
目の病気、神経の病気、脳の病気などなど。
まずは、専門医による診察を受けて、何が原因なのか調べる必要があります。
「目の奥が痛い」と言って、当院の鍼灸治療を受けられる方は、
病院での精密検査では特に異常がない方がほとんどです。
でも、「目の奥が痛い・・・」
首の筋肉のコリが原因!?
原因不明の目の奥の痛みを起こす原因として考えられるのが首肩の筋肉のコリです。
目の奥の痛みを感じる方の多くが、日ごろから首や肩こりに悩まされています。
そのコリが目の奥の痛みを引き起こします。
首肩には多くの筋肉がありますが、その中で目の奥の痛みと関係の深い筋肉を紹介します。
後頭下筋群(こうとうかきんぐん)とは、後頭部と首の境目にある細かい筋肉の集まりです。
後頭下筋群は、小後頭直筋・大後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋の4つの筋肉で構成されています。
首のつけ根を指で押さえてみると、目の奥に「ズーン」と響く感じがしてきます。
これらの筋肉がコルと、目の動きも悪くなり、目の奥まで痛くなってきます。
そのため、後頭下筋群のコリに鍼灸治療をして、コリを緩めていくことで、目の奥の痛みも改善してきます。
もちろん首のコリにはダイレクトに効きますし、肩こりや頭痛も軽減されます。
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この記事を書いた人
医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)
東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神にて「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。福岡県内をはじめ、九州各県から多くの患者が来院。
頭痛、肩こり、眼精疲労など日常的な症状から慢性的な神経痛、自律神経失調症、難病などの鍼灸治療を行っている。
「眼精疲労や目の奥の痛みに鍼灸治療で改善する可能性があるので、ご相談ください」
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