腸脛靭帯炎(ランナー膝)の鍼灸施術
ランナー膝
膝はマラソンやジョギングなどのランナーがよく痛める部位です。
その中で、膝の外側が痛くなる方がいます。
当鍼灸院に来られる方は以下のような症状の方が多いです。
・走っているとだんだん膝の外側が痛くなってくる
・走り終えた後に膝の外側に痛みが出てくる
・膝の外側を押さえてみると痛い
ランニングによって膝周りに起きる痛みなどの障害のことをランナー膝と言います。
その中で、ランニングで起きる膝外側の痛みは腸脛靭帯炎です。
腸脛靭帯炎症(ちょうけいじんたいえん)とは
腸脛靭帯は骨盤にある大殿筋、大腿筋膜張筋という筋肉から始まり、膝の外側につく靭帯です。
その腸脛靭帯は膝の外側を通って脛骨外側にくっつきます。
腸脛靭帯炎はランニングで靭帯と膝周りの骨が擦れ合うことで、痛みがでてしまう症状です。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の鍼灸施術
腸脛靭帯炎を起こす人は、お尻の筋肉(大殿筋や大腿筋膜腸筋など)が硬くなっていることが多いです。
また、膝から下の筋肉も硬くなっているため、腸脛靭帯も硬くなり、膝との擦れ合いやすくなり炎症を起こす原因となります。
そのため、鍼灸施術ではお尻から太もも、膝下の硬くなっている筋肉を中心に緩めていきます。
また、直接痛みを感じる部分への施術することで、炎症を緩和していきます。
湿布、ストレッチ、電気治療などを行ってもなかなか膝外側の痛みが改善されない方は鍼灸の施術を受けて見られてはいかがでしょうか?
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この記事を書いた人
医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)
東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神にて「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。福岡市内はもとより福岡県内外、九州各県から多くの患者が来院。
肩こり、腰痛など日常的な症状から慢性的な神経痛、自律神経失調症、難病などの鍼灸治療を行っている。
「腸脛靭帯炎(ランナー膝)は鍼灸治療で改善する可能性があるので、ぜひ鍼灸治療を受けてみませんか」
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