低気圧頭痛と鍼灸治療
低気圧頭痛とは
「低気圧が近づいてくると頭が重くなる・・・」
「雨の日に頭痛がする・・・」
「天気の悪い日は体調不良で、特に頭痛がツライ・・・」
天気によって体調不良が起きる。
特に頭痛がするという女性が多いように思います。
天気が悪くなると頭痛がするのは「低気圧頭痛」と呼ばれています。
低気圧頭痛のメカニズム
低気圧頭痛の原因は気圧が下がることで頭の中の血管が拡張し、三叉神経を刺激して頭痛が起きます。
低気圧が近づく→血管が拡張する→三叉神経を刺激→頭痛が起きる
低気圧だと血管が拡張する?
高い山や飛行機の中で、お菓子やパンなどの袋が膨れ上がるのを見たことありませんか?
袋の中の気圧は同じなのに、外の気圧が低くなるために袋の気圧のほうが高くなってこのような現象が起きます。
低気圧になると同じようなことが血管に起こります。
低気圧頭痛で悩む方は男性より女性の方が3倍近く多いと言われています。
その理由はおそらく女性ホルモンなども関係している為と思われます。
女性は生理周期によってホルモンバランスの変動があり、自律神経なども影響を受けるため、頭痛が起きやすくなります。
低気圧頭痛の鍼灸治療
気圧の変化で頭痛が起きやすい人は自律神経やホルモンバランスが乱れやすい方が多いです。また、慢性的な首や肩こりがある方が多いです。
そのため、鍼灸治療では自律神経や女性ホルモンのバランスを整えること、首肩のこりを緩めることで、少しでも低気圧頭痛を発症する要因を減らしていきます。
詳しくは、 頭痛の鍼灸治療をごらんください。
低気圧頭痛を予防するセルフお灸
低気圧が近づくと頭痛や体調不良になりやすい方は、上記のように自律神経などが乱れやすい又は敏感な方が多いです。
そのため、普段から体調を整えておくことが低気圧頭痛の予防につながります。
セルフお灸は手軽に行えますので、ぜひお試しください。
当院での鍼灸治療の際に、ツボやお灸のやりかたなどをお伝えいたします。
この記事を書いた人
医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)
東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神にて「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。福岡県内をはじめ、九州各県から多くの患者が来院。
頭痛、肩こり、腰痛など日常的な症状から慢性的な神経痛、自律神経失調症、難病などの鍼灸治療を行っている。
「雨降り前など低気圧が近づくと頭痛になる(低気圧頭痛)には鍼灸治療が効果的です。ぜひご相談ください」
こちらをクリック→「院長の経歴・あいさつ」