目の奥の痛みと鍼灸治療
目の奥の痛み
肩こりや頭痛、眼精疲労などで鍼灸治療を受けに来られる方の中には、
「目の奥をギューッと引っ張られる感じがする」
「目の奥が痛い」
「目を取り出したい」
など言われる方がいます。
「目の奥の痛み」が起こる原因はいくつかありますが、眼科などを受診しても、特に原因は分からない場合であれば、首のコリが原因で起きることがよくあります。
「目の奥の痛み」と関係のある筋肉
首から肩にかけて沢山の筋肉があります。
その中で下記の筋肉などが「目の奥の痛み」を引き起こすと考えられます。
・頭板状筋
・後頭下筋群
・僧帽筋
特に頭と首のつなぎ目にある後頭下筋群は目の奥の痛みと関係が深いです。
詳しくは→ 後頭下筋群の鍼灸治療
またこれら以外の筋肉も目の奥の痛みに関係している場合があります。
「目の奥の痛み」に効果的なツボ
そして、これらの筋肉の上にツボが存在します。
・風池(ふうち)
・天柱(てんちゅう)
・肩井(けんせい)
などは目の奥の痛みに効果的なツボになります。
これらのツボを指圧やマッサージすることで上記の筋肉などが緩み、目の奥の痛みも和らいでいきます。
目の奥の痛みの鍼灸治療
ツボを指圧やマッサージをしてもなかなか目の奥の痛みが改善されない場合は、鍼灸治療が効果的です。
凝り固まった首にある後頭下筋群や肩の僧帽筋を鍼灸治療にて直接、刺激して緩めることで、目の奥の症状は改善していきます。
後頭下筋群に鍼をすると、目の奥に「ズーン」と気持ちよい響きが伝わってきて、鍼を終えた後は、首と目が軽くなった感じがする方が多いです。
関連記事
この記事を書いた人
医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)
東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神にて「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。福岡県内をはじめ、九州各県から多くの患者が来院。
眼精疲労、肩こり、腰痛など日常的な症状から慢性的な神経痛、自律神経失調症、難病などの鍼灸治療を行っている。
「目の奥の痛みや眼精疲労などの症状は鍼灸治療で改善する可能性があるので、ぜひご相談ください。」
こちらをクリック→「院長の経歴・あいさつ」