頭痛の原因が頭痛薬!?
「頭痛が近頃ひどくなったように感じる」、「頭痛薬の効きが悪くなったように思う」、「毎日頭痛薬を飲んでいる」。こういう方って結構いるように思います。
頭痛は様々な原因で起こりますが、特に重篤な病気でない限り、市販の鎮痛薬などで対処される方が多いと思います。
「鎮痛薬を飲むと痛みが軽減するから・・・」とのことでお薬を服用するとおもいますが、頭痛薬を飲みすぎると余計に頭痛がひどくなることがあります。
頭痛薬が頭痛の原因!?
頭痛に効くお薬を飲んでいるのに、頭痛が起こる、そして余計に頭痛がひどくなっている・・・。
このような頭痛を「薬物乱用頭痛」といいます。
「緊張型頭痛」や「片頭痛」の人が、日常的に市販の頭痛薬を飲んでいると、頭痛の頻度や程度、持続時間が増していき、慢性的な頭痛に悩まされるようになる方がいます。
「薬物乱用頭痛」はお薬を飲みすぎることにより、脳の痛みを感じる中枢が敏感になってしまい、ちょっとした痛みにまで敏感になってしまうことでおこります。
そのため、日常的なストレスや疲れ、肩こりなどの刺激でも、毎日のように頭痛や頭重感がおこり、そしてまた頭痛薬を飲むことで、頭痛の悪循環に陥ってしまいます。
このような方は要注意です。
- *頭痛が月に15日以上ある
- *3ヶ月以上定期的に頭痛薬を服用している
- *起床時に頭痛がするなど頭痛の頻度や程度が増している
- *頭痛が起きる前から予防的にお薬を服用している
- *頭痛薬の効きが悪くなっている
心当たりのある方は、頭痛専門のクリニックで相談されてみてはいかがでしょうか。
もともとの頭痛の原因と鍼灸治療
薬物乱用頭痛になってしまった方は、元々「緊張型頭痛」、「片頭痛」などが原因だったと思います。
この根本原因を改善していくことは「薬物乱用頭痛」においても、やはり大事になってきます。
鍼灸治療では、頭痛の元々原因である「緊張型頭痛」、「片頭痛」などに効果的です。
頭から首・肩にかけてのコリをとり、体全体のバランスや自律神経を整えることで症状が緩和していきます。
慢性的な頭痛で悩まされている方は、鍼灸治療を受けてみられてはどうでしょうか?